繁殖犬の寿命は？繁殖引退犬の特徴・里親として迎えた体験

繁殖犬は法律で出産回数が制限されているので、今後、若い繁殖引退犬が増えてくることが予想されています。
我が家は元繁殖犬の保護犬をお迎えし、一緒に暮らしています。

これから保護犬を迎えて里親になろうか考えている方に向けて、繁殖引退犬の特徴などを紹介します。

繁殖犬の寿命は

繁殖犬としての寿命は、最長でメスが6歳までです。
動物愛護法によって繁殖に制限がかけられるようになったので、若くして繁殖犬を引退する犬がこれからどんどん増えていくことになります。
法律によって出産回数を６回までと制限されているので、繁殖犬としての寿命は昔よりも短くなっています。

生命としての寿命は、繁殖犬だったら短くなるのか気になるところです。
獣医さんによると、繁殖犬だからという理由だけでは犬の寿命が短くなるとは言えないようです。
犬の寿命は平均14.65歳です。（参照：環境省より）
小型犬の平均寿命は15歳ほどとされています。
繁殖犬だから寿命が短いとは言えず、飼育環境や持病などによって寿命も変わります。

繁殖引退犬の特徴は？

繁殖引退犬を里親としてお迎えしようか考えている人に向けて、繁殖引退犬の特徴を紹介します。

繁殖犬は歯がボロボロ

ブリーダーの所ではふやかしたフードを与えられていることもあり、歯石がつきやすくなります。
しかも、繁殖犬は歯磨きなどをケアをされるはずもなく、歯がボロボロになってしまいます。
繁殖引退犬は歯がないとよく聞きますが、飼育環境によって歯がなくなってしまうこともあるんですね。

我が家がお迎えしたのは4歳の繁殖引退犬です。お迎えする前から保護団体の方に「歯石が重度です」とは聞いていました。
繁殖引退犬をお迎えして一緒に暮らしてみると、やはり歯がボロボロなのが気になったので、すぐ動物病院に連れて行って、歯石を取り除く相談をしました。
獣医さん曰く、歯石が重度なので手術で1時間半はかかるとのことでした‥犬歯を抜く可能性もあるとのことで、繁殖引退犬の歯がどれだけボロボロなのか痛感しました。

繁殖引退犬は口臭がやばい

繁殖引退犬を里親としてお迎えして思いましたが‥口臭は、かなりヤバイです。
好き好き〜と顔を舐めに来てくれるのですが、ウッとなります。

繁殖引退犬は歯がボロボロで歯石が重度であることも多く、口臭もきついと思います。
子犬の頃から歯磨きケアなどされている家庭犬の口臭とは全然違うと思います‥

歯石を取る手術の予約をしているので、その後口臭がどうなったか、また落ち着いたら追記したいと思います。

繁殖犬は吠えない？

繁殖犬は吠えないと聞いたことがあります。
我が家の繁殖引退犬も、あまり吠えないです。昔ペットショップから迎えた犬は吠えまくっていたので、その犬と比べると吠えないです。（家の前をバイクが通り過ぎる、家の前を誰かが通り過ぎるレベルの音にも毎回必死で吠えていました）

我が家の繁殖引退犬は、ドラム式洗濯機の動きにビビって吠えますが、やはり近所の犬と比べても吠えない方だと思います。
繁殖犬だった頃には吠えてもいいことがなかったから、吠えないということに慣れているのかな？とは思います。
でも、構ってほしいのに構ってくれない時は吠えます。
繁殖犬は吠えないから飼いやすい、なんて安易な気持ちでお迎えしたら大変だと思います。

繁殖犬はなつかない？

繁殖犬はなつきにくいと聞きますよね。
繁殖引退犬を見た時に、自分から愛情を求めに行かないように感じました。
ブリーダーのところで愛情を感じなかったからでしょうか。自分から甘えに行かないので、繁殖犬はなつかないと言われるのかもしれません。

我が家に来てくれた繁殖引退犬は、かなり様子をうかがっている感じでした。
ブリーダーの所では散歩にも行ったことがないと聞きました。抱っこで外に出たら、ずっと震えていました。
昔ペットショップから迎えた犬は「散歩」という言葉を聞くだけで大喜びしていましたが、繁殖引退犬は散歩に行く雰囲気を感じても、大喜び🎵という感じではありません。

繁殖引退犬の特徴は結局、犬による

我が家に来てくれた繁殖引退犬は、

• 歯がボロボロ
• 口臭やばい
• （あんまり）吠えない
• お外は怖い
• かまってアピールしてくる

こんな感じですが、繁殖引退犬の特徴って結局、その犬によると思います。
怖がりの程度も犬によると思いますし、吠えるか吠えないかの程度もその犬によります。
繁殖犬は吠えない、と感じるのは、里親さんの捉え方にもよると思います。