ペットショップの悲しい話を知ってしまって、犬を飼いたいけどペットショップでは買いたくない‥犬を飼いたいけど、保護犬を迎えるデメリットって何があるんだろう。
保護犬を迎えるための準備をしている中で感じた、保護犬のメリットとデメリットを紹介します。
保護犬を迎えるメリット
保護犬を迎えるメリットは書くまでもないか、とも思いましたが、保護犬を迎える素晴らしさを共有するためにも、やはり書いていきます。
保護犬を迎える最大のメリットは、ペットショップの悪循環を阻止できること、困ってる犬の助けになれることです。
保護犬のメリット1・ペットショップの悪循環を阻止できる
保護犬を迎えることについて検討されている方なら誰でも、ペットショップの闇を知っていますよね。
未熟な子犬が、箱に詰められて売られる、輸送途中でたくさんの子犬が亡くなるなど‥心が痛みます。
犬を飼うことについて無知な人が、ペットショップから可愛いだけの子犬を買い、「飼えなくなった」と”保護犬”にする‥悲しすぎます。
犬を迎える時に、ペットショップからではなく保護犬を迎えることで、ペットショップへの資金流入が減ります。
迎えられる保護犬はたった一頭だけかもしれません。でも、少しずつでもペットショップから犬を買う人が減っていけば、ペットショップの闇もなくなっていくはずです。
保護犬のメリット2・困ってる犬の助けになれる
保護犬にはいろんな事情があります。人から捨てられた犬、野犬として保護された犬‥外で犬が野放しにされていると、体調を崩してもケアされずに重体になってしまったり、健康でも外をうろうろしているとそのうち保健所の人が捕まえにきます。
保護犬になった経緯はいろいろでも、飼い主がいないままでは犬も困ります。保護してくれた団体もほとんどがボランティアなので、そのうちに活動資金も逼迫しています。
保護犬を迎えることで、困っている犬の助けになれるというのは大きなメリットですね。
自分が犬を飼いたいから、という理由もありますが、その上で誰かの助けになれるなら、保護犬を迎える身としても嬉しいですよね。
保護犬のメリット3・人生で大事なものが増える
保護犬に限った話ではないですが、犬を迎えることは大変なこと以上にたくさんの喜びがあります。
人生で大切なものが一つ増えると言えます。
保護犬を迎えるデメリット
保護犬を迎えることは良いことばかりでもなく、デメリットもあります。
保護犬を迎えるためにいろいろと活動をしてきた中で私が感じたデメリットを紹介します。
保護犬のデメリット1・譲渡条件が厳しい
保護犬を迎えるには、譲渡条件をクリアしないといけません。
保護団体によって譲渡条件は違いますが、条件が厳しくて断られて保護犬を迎えることができないこともあります。
ペットショップから犬を迎えるのがどれだけ簡単か、保護犬を迎える準備をしていて痛感しました。
保護犬のデメリット2・犬が懐かないこともある
保護犬を迎えても、すぐに懐くとは限りません。保護犬は今まで愛情を受けていないこともあり、抱っこされても逃げたり、吠えたりすることもあります。
里親になってもすぐに保護犬から親として認識されるわけではないので、理想の犬との暮らしとは違う可能性もあります。
保護犬のデメリット3・お金がかかる
保護犬は病気を持っていたり、高齢犬の場合もあります。持病があったり高齢犬の場合はペット保険に加入できない可能性もあります。
保護犬に限らず、犬には医療費がかかることもあります。犬の医療費は自費診療なので高額になることもあります。保護犬を譲渡される時の費用が安かったからと言って、これからお金がかかることは覚悟しておかないといけません。
保護犬を迎える費用
保護犬を迎える費用は、保護団体によって違います。
保健所から迎える場合は無料〜1万円程度ですが、民間の保護団体から保護犬を迎える場合の費用は数万円〜20万円程度になります。
民間の保護団体によって保護犬に対する方針や保護犬のお手入れの程度も違ってくるため、費用も異なります。
私が保護犬をお迎えした費用は、17万円ぐらいでした。(保険料は別)
それペットショップと同じぐらいやん!と思わなかったというと嘘になります。けど、獣医さんと提携して診断書もつけてくれていましたし、シャンプーなどのお手入れもされていて、保護犬を迎えるハードルを低くしてくれている団体だと感じました。
考え方は人それぞれですけど、里親になりたい人にそこそこの費用を請求して、その分、次の保護犬がマシな生活を送れるように良い循環を作り出すのも、ペットショップの悲しいストーリーを減らすための一つの方法だと思います。あと、そこそこの費用を支払うことで犬の一生を背負う覚悟が決まる後押しにもなるように感じました。
保護犬のメリットとデメリットを両方知った上で、それでも保護犬を迎えたいと思ったので私は保護犬を迎えました。
保護団体によっては厳しいことを言ってきたり、高額な費用を請求されることもあると思います。
どこから保護犬を迎えるのがいいか、それとも保護犬を諦めて”犬”を迎えるか。たくさん悩んで考えるだけでも、回り回って保護犬のためになると信じています。