はじめに
犬は私たちの大切な家族です。だからこそ、健康管理や病気・ケガへの備えは気になるところですよね。
「犬に保険って本当に必要なの?」と悩む方も多いと思います。
この記事では、犬の保険が必要とされる理由や、加入するメリット、選ぶときのポイント、注意すべき点について、わかりやすくお伝えします。
一飼い主として、犬の保険をどうしているかもお伝えします。
犬の保険をどうするか迷っている方の役に立てたら嬉しいです。
犬の保険が必要とされる理由
私たち人間には健康保険がありますが、犬にはそのような制度がありません。
動物病院でかかる費用は、すべて飼い主の自己負担になります。
特に近年は犬の寿命が延び、シニア期になると心臓病やがん、皮膚のトラブルなどが増えてきます。
こうした病気は治療が長引くことも多く、医療費もかさみがちです。
犬の一生でかかる医療費が200万円を超えることもあるといわれています。
突然の出費に備えるためにも、保険に入っておくと安心です。
治療費の心配から最善の治療を諦めるようなことがないように。保険は、そんな不安を減らす手助けになります。

うちの場合は、最初は保険に入っていましたが、今は加入していません。理由は後で説明します。
犬の保険に加入するメリット
犬の保険には、たくさんのメリットがあります。たとえばこんなことが挙げられます。
- 治療費の負担を減らせる
保険に入っていれば、診察や手術、入院などの費用が一部補償されます。高額な治療でも、負担が軽くなります。 - より良い治療を選びやすくなる
費用の心配が減ると、飼い主さんにとっての治療の選択肢が増えることがあります。 - 早めの受診につながる
ちょっとした不調でも気軽に病院へ行けるようになり、早期発見・早期治療に役立ちます。 - 特約で幅広い補償も
迷子や盗難、ほかの人への損害などもカバーできる特約がついている保険もあります。 - 安心感が得られる
「もしもの時も大丈夫」と思える安心感があると、心に余裕が生まれます。
犬の保険の現状と加入率
日本では、犬の保険に加入している人はまだ多くありません。
でも、近ごろはペットの高齢化や医療費の高騰で、保険への関心が高まっています。
犬の寿命は平均で14歳を超えるようになり、長く一緒に暮らすための準備がますます大切になっています。
物価や医療費が上がる中で、保険は頼れる存在になってきています。



友達の家では、(←多頭飼いをしている)ペット保険に入っていてよかったと言っていました。
検診で動物病院に行ったら、目の病気が見つかって、でも保険があったから安く治療できた、と言っていました。
犬の保険を選ぶ際のポイント
保険を選ぶときは、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
愛犬の性格や体質、生活スタイルに合った保険を見つけるヒントにしてくださいね。
1. 補償の内容と割合
手術や入院、通院がどこまで補償されるかをチェックしましょう。
補償割合は30%〜100%まであり、割合が高いと自己負担は減りますが、保険料は高めになります。
2. 犬種や年齢による違い
大型犬や高齢の犬は、保険料が高くなる傾向があります。年齢や体格に合ったプランを選ぶことが大切です。
3. よくかかる病気が補償されるか
犬種によって、かかりやすい病気は異なります。自分の犬がかかりやすい病気が補償の対象になっているか、事前に確認しましょう。
4. 支払限度額や免責金額
保険がカバーしてくれる金額の上限や、自己負担になる金額も大事なポイントです。長く通院が必要なときに備えて、しっかり見ておきましょう。
5. 付帯サービスの有無
24時間獣医師に相談できるサービスや、しつけ・健康相談などがついている保険もあります。こうしたサービスも比較のポイントになります。



ほしいと思うサービス内容は飼い主さんによってそれぞれ違うと思います。
私の場合は保険料を安く抑えるために6割負担の保険に入っていましたが、あんまり保険のメリットを感じなかったので今は解約しています。
犬の保険の注意点とデメリット
保険にはたくさんのメリットがありますが、注意しておきたいこともいくつかあります。加入する前に、デメリットもしっかり知っておくと安心です。
- 保険料の負担が続く
犬が年を重ねるにつれて、保険料も上がることが多いです。高齢になると毎月の負担が大きく感じるかもしれません。 - 補償されない治療がある
先天性の病気や持病、ワクチン、去勢・避妊手術などは、補償の対象外になる場合が多いです。契約前に内容をよく確認しておきましょう。 - 保険金の請求に手間がかかる
動物病院では、まず全額を自分で支払う必要があります。負担額のみを病院へ支払う形式の保険もありますが、保険請求の方法はそれぞれです。手続きの流れもあらかじめ把握しておくと安心です。 - 加入できる年齢や健康状態に制限がある
年齢が高かったり、持病があったりすると、保険に入れない場合もあります。早めに検討するのがおすすめです。 - 長期的なコストも考えて
長く保険を続けると、トータルの支払額が大きくなることもあります。保険にするか、貯蓄で備えるか、バランスを考えて決めるとよいですね。



うちの犬は、飼い始めてから皮膚トラブルが多いことがわかりました。
でも皮膚トラブルの医療費は1回の医療費が1万円ほどで、保険が下りる金額が少なかったので、保険の魅力を実感できませんでした。
犬の保険が特におすすめなケース
すべての飼い主さんにとって保険が必須というわけではありません。でも、次のような方には良いかもしれません。
- 高額な医療費を用意するのが難しい方
- 高齢の犬や、病気にかかりやすい犬種を飼っている方
- どんなときでも、愛犬にベストな治療を受けさせたいと思っている方
- 心の安心を大切にしたい方
- 複数の犬を飼っていて、医療費のリスクが大きい方
一方で、しっかりとした貯蓄があり、犬もまだ若く健康という場合は、保険に入らずに備える選択肢もあります。家庭の状況に合わせて、無理のない方法を選んでくださいね。



犬の病院代は人間と比べると確かに高いですが、予防接種やノミダニ予防薬など保険適用外の費用もいろいろありますし、犬を飼育するにはお金がかかります。
今の所うちは大きな病気もないですし、いざという時は貯金から医療費を捻出しようと思い、ペット保険は解約しました。
高額な医療費だったとしても、貯金が尽きるまで払うつもりです。
まとめ
犬の保険は、愛犬の健康を守りながら、飼い主の気持ちにも余裕を与えてくれる心強い備えです。
医療費の高騰や犬の高齢化が進んでいるので保険を検討中の方も増えているのではないでしょうか。
私はペット保険に加入していた時期もありましたが今は解約しています。
犬が健康的に生きられるようにフードにも気を遣っていますし、おやつも吟味しています。
その上で、将来医療費がたくさんかかってしまうことになったら貯金から払おうと思っています。
それは犬だから、ではなくて自分の子供(人間)でも同じです。
日常生活で健康に気を遣っていますし、もし将来的に予定外にお金がかかることがあれば払える範囲で貯金から払おうと思っています。
メリットとデメリットの両方を理解して、自分たちに合った方法で上手に保険を活用できるといいですね。
愛犬との毎日をもっと安心して、もっと楽しく過ごせますように。