保護犬を迎えたいのに里親を断られた!保護団体から断られる理由は?

せっかく保護犬を迎えようと思ったのに保護団体から里親を断られたらショックですよね。
保護犬の里親になるためには、保護団体から譲渡のOKをもらわなければいけません。

実は私もこれまでに2回、保護団体から断られました。
私としては、一生一緒に暮らすつもりで保護犬のことを考えていたのでかなりショックでした。
ペットショップから犬迎える方がどんなに簡単かとも思いました。
でも最終的にあ保護犬を迎えることができました。この記事が、保護犬を迎えたいのに里親を断られた!という方の参考になればいいなと思います。

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保護犬を迎えたいのに里親を断られた体験

保護犬を迎えたくて、寄付だけの活動も含めて今までに4つの保護団体と出会いました。
その中で実は2回、保護団体から断られました。
保護団体から言われた譲渡条件は、全てクリアしているのに、断られました。
そんなことってあるんですね。ガッカリすぎて、ペットショップが頭によぎりましたよ。

やっぱり自分のポリシーとしてペットショップには行けないと、何とか思いとどまって最終的には運命の保護犬をお迎えしました。

保護犬の団体から断られた理由をお伝えします。

保護犬の団体から断られた理由

2つの保護団体から保護犬の譲渡を断られました。

飼い主

保護犬の譲渡を断られた理由は、保護団体それぞれに違いました。


断られた理由はこんな感じでした。

  • 小学生の子どもが犬に慣れていない
  • 犬を飼ったことがないので信用できない
  • 家族(夫)に当事者意識がないように見える

保護犬の譲渡を断られた状況などをちょっと詳しく紹介します。

保護犬の譲渡会で里親を断られた

保護犬の譲渡会で、譲渡を断られたことがあります。
事前予約が必要なタイプの譲渡会でした。

飼い主

もちろん予約して行きました!

事前予約の後、アンケート調査にも協力しました。
アンケートの内容は、家族構成や保護犬を迎えたい理由などでした。保護団体の活動をインスタグラムで見ていて、応援したいと思っていたし、その団体が参加しているイベントにもかけつけて募金のご挨拶もしたことがありました。

譲渡会の当日、家族全員で伺ったのですが、次男(小1)が施設にいた大きめの保護犬さんにちょっとビビってしまい「こわい〜」と連発していた様子を見て、保護団体さんから一言。
「お子さんがもっと成長されてからの方がいいんじゃないですか」と。
「こわい〜」というのはちょっと笑いながらで、本気の恐怖ではありません。次男が「こわい」と言ったのは10キロぐらいのフレンチブルドッグと、30キロは超えてそうなミックス犬です。どちらの保護犬さんも、次男に興味津々って感じでクンクンしにきただけなのですが、フレンチブルドッグも見たことがないし、30キロ超えのミックス犬も近くでは見たことがないので「ちょっとこわい」と感じたのが言葉に出ちゃったって感じだと思います。
性格がおっとりしている小さめの保護犬なら、一緒に暮らしていくうちに次男も慣れると思いますが、保護団体さんの考えは違いました。

「このお子さんは犬に慣れていないので、保護犬は無理だと思います」

その後、次男は小さめの保護犬さんたち(マルチーズとかトイプードル)と戯れて、「かわいい〜」と喜んでいました。
保護団体の方はお断りムードを出していたのですが、保護犬たちと戯れてる子どもたちを見ていたらいけそうな気がしていました。私としては、小型犬なら保護犬でも無理なくお迎えできると思ってもう一度「この子(小1)がいたら、譲渡の話を進めるのは無理ですか?」と聞きました。しかも主にお世話するのは私ですし。

「そうですね。犬に慣れさせてから、とか、他の小動物を飼ってみるのはどうでしょう。」

保護団体が示す譲渡条件は全てクリアしていたのに、保護犬の譲渡を断られました。もう小動物(ハムスター)飼ってるし。犬飼わずにどうやって犬に慣れさせたらいいんでしょう。他にも「犬飼ったことないんですよね?」と怪しまれました。最初の犬はペットショップから迎えろという意味でしょうか。

帰りの車の中で、夫が少し怒っていました。犬に慣れてないって理由で断るなら、事前にそう記載しとけと。

保護犬のトライアルで里親を断られた

また別の保護団体からも、保護犬の譲渡を断られました。
こちらも譲渡条件は全てクリアしていて、トライアル開始のところまで話が進んでいました。
もちろん、トライアルさせてもらうにあたって保護団体から言われたものは全て買い揃えました。

保護犬トライアルのために保護団体のかたが保護犬を連れて家に来てくれた時のこと。
飼育環境のチェックのために1回は家の中を見せていて、改善されてるかのチェックをする時でした。
保護団体の人が家の中を見て回ろうとした時、夫が言いました。
「(飼育環境のチェックのために)僕も付いていくんですか?」

うちの夫はかなり人見知りなのと、空気読めない感じもある人で、初対面の保護団体の人が何をしようとしているのかを把握しておらず、飼育環境のチェックに自分が不要なのであればしゃしゃり出たくないという気持ちがあったのだと思います。

保護団体の人は、強い口調で言いました。「僕もついていくんですかって、当たり前でしょう。大事なことなんでね」
初対面の方から強い口調でこのように言われて、夫もカチンと来たようでさらに心の距離が開いてしまいました。

他にも夫の態度について、高圧的な物言いをしてきたので私もこの人とは付き合いたくないな、と思って一旦帰ってもらうことにしました。
保護犬をトライアルするところまで話が進んでいましたが、保護活動をされている団体には今後も寄付をしたいと考えているので、この保護団体さんとはご縁がなかったと思います。

こちらがトライアルをキャンセルした形でしたが、高圧的な物言いしかできない保護団体さんから遠回しに断られたとも言えます。

保護犬の譲渡条件は厳しい?

保護犬の譲渡を2つの団体から断られて、正直に言って心折れそうでした。
示された譲渡条件はクリアしているのに断られて驚いたし、事前にできることは全てやった上で応募なり予約なりしていたので、断られてショックでした。
保護団体が示している譲渡条件はだいたい同じようなものかと思います。

  • 家族全員が保護犬を迎えることに同意している
  • 飼育環境が整っている
  • 経済的に余裕がある
  • 犬のお世話をする時間がある
  • 犬の最期まで一緒に過ごすと誓う

保護団体が示す譲渡条件は、厳しくないと思います。
保護犬の譲渡条件は、保護犬が家庭犬になった後、再び保護犬になることのないように、最低ラインの条件だと思います。
保護犬だからこんな条件があるんじゃなくて、犬を迎えるなら全員がこの条件をクリアすべきだと私は思います。

でも、2つの保護団体から断られた理由は、譲渡条件には書いてませんでした。

  • 子どもが犬に慣れていない
  • 子どもが犬を飼ったことがない
  • 家族に当事者意識がないように見える

「当事者意識がないように見える」って、それ個人的感想ですよね?
断られた他の理由も、「やっぱり飼えません」って返されるリスクを減らしたいのだろうとは思いますが、譲渡条件にない理由で断られて、とても嫌な気持ちになりました。
保護犬を迎えるハードルが高すぎて、ペットショップから迎えることが頭によぎったぐらいショックでした。
譲渡条件やその他の個人的ポリシーが厳しい団体って、保護犬を救いたいとか言いながら里親になれる人との縁を断ち切って、本末転倒だなって思います。
保護犬を救うのが目的で個人的ポリシーに抵触するような里親候補を断るなら、インスタグラムなんかで「こんな可愛い子が待ってます〜」だけ書いて可愛い写真を載せるべきじゃないですよね。可愛い保護犬の写真を見て保護犬を迎えたい気持ちが高まって、どこにも書かれていない個人的ポリシーが理由で断って、断られたショックでペットショップから犬を迎える人が増えるって流れができたらどうするんでしょうね。

でも最終的には、別の保護団体から保護犬を引き受けたので今となっては良い経験ですけど。

保護団体から保護犬の譲渡を断られても、また別の保護団体なら譲渡される可能性もあります。
断られたショックでペットショップに駆け込む前に、あと1回、別の保護団体のところで保護犬を探してみてほしいなと思います。

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